特集
TOPIC

完熟出荷のブランド梨「ホウナンの梨」

2021.07.30

明治42年より栽培されている観音寺市豊南地区の梨。100年以上の歴史があり、なしの郷として知られています。
今回は、JA香川県豊南地区梨部会の横山 康行さんにお話しを伺いました。

当部会(37世帯)では、約26haの園地で年280tの梨を出荷しています。主な品種は、8月初めから出回る「幸水」、大きく適度な酸味がある「豊水」、大玉で柔らかい「あきづき」で、その他「二十世紀」や「新高」を栽培し、10月中旬まで出荷しています。

 

栽培方法は、主に「3本仕立て」で、最近は定植後に早期収穫が可能な「ジョイント仕立て」を取り入れる若手生産者も増えています。
部会では、JAや普及センターと果実の定期調査や情報交換をしており、若手も一緒に技術の向上を図っています。

豊南地区は山の傾斜と海向きの地形をしており、適度な水持ちと日当たりが梨の生産に向いています。また、完熟状態の”仕上がった梨”のみを収穫し、光センサーを使った糖度選別を行っており、美味しい梨のみが出荷されています。

今年は開花が早く、収穫開始も例年より1週間ほど早い予定です。
梅雨明けからしばらく晴天が続くようなので、よく日に当たったおいしい梨をお届けできると期待しています。

 

完熟出荷なので、購入後は早めに召し上がってください。冷蔵庫で保存すると日持ちしますが、食べる数時間前から冷蔵庫で冷やすのがオススメです。爽やかで後味の良い梨は夏の暑い時期にぴったりで、私も収穫作業後によく食べています。

ホウナンの梨は県内の直売所などで気軽に購入できます。今年は、8月5日(木)にJA香川県和田支店(〒769-1603 香川県観音寺市豊浜町和田甲460)内にホウナン梨直売所がオープンします。贈答用や袋入りの梨の他、ソフトクリームなどの加工品も販売されていますので、ぜひご利用ください。

 

 

8月に旬を迎える県産食材は下記の香川県ホームページをご覧ください。
https://www.pref.kagawa.lg.jp/nouki/tisan/ajiwau/index.html