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土づくりにこだわった施設ナス栽培

2021.03.26

夏野菜として知られるナス。本県では、施設を利用して栽培することで、一年を通してナスが出回っています。今回は、観音寺市内で施設ナスを栽培している土井農園株式会社の代表取締役 土井琢司さんのナスハウスにお邪魔し、その魅力を伺いました。

施設栽培されているナスは、10月上旬から7月の七夕の時期まで出回り、観音寺市内(豊南地区)では、約10戸が生産しているそうです。土井さんが栽培したナスのほとんどは、県内に出荷され、スーパーや直売所で販売されています。

施設ナスは長期栽培となるため、土井さんは土づくりにこだわり、土壌診断を活用しながら堆肥や肥料を施用されています。また、従来の栽培方法だけにとらわれることがないよう、試験研究で有用性が発表された技術を実際に試し、その効果を自分の目で確認しながら取り入れているそうです。

 

今年の出来をお伺いすると、「寒波による低温・強風の影響を受けた時もあったが、例年並みの生産量と予想している。」とうれしい答えが返ってきました。

土井さんの農場には、県外から若い担い手が研修に来ており、ナスとともに若い担い手の成長を楽しみの一つとして、今後もこだわりあるナス栽培を続けていきたいと仰っていました。

 

土井さんのオススメの食べ方は、オリーブオイルでナスを炒め、生醤油をかけて食べると、お酒のおつまみに最適だそうです。特に、3月の彼岸を過ぎた頃のナスが一番おいしいと伺ったので、ぜひ試してみたいものです。