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今年も品質良好!自慢のいりこ

2021.06.30

香川県はいりこ(煮干いわし)の生産量が全国3位※R1です。主に県西部の燧灘(ひうちなだ)で漁獲され、中でも伊吹いりこは全国ブランドとして有名です。
今回は、今年初めてのいりこ共販(入札会)にお邪魔し、伊吹漁業協同組合の皆さんにお話しを伺ってきました。

伊吹漁業協同組合(現在総組合員304名)では、6月中旬から9月にかけて、いりこの原料であるカタクチイワシをいわし機船船びき網漁(通称パッチ網漁)で漁獲しています。
いりこの品質はイワシの鮮度が大きく影響します。伊吹島周辺で獲れたイワシは、すぐさま海水氷で満たした高速運搬船で自前の加工場へ運ばれ、煮沸されます。この間はわずか10~30分。水揚げから加工まで網元が一貫生産することで上質ないりこが出来上がります。

 

今年の漁獲量は、例年に比べると少ない見込みです。いりこの種類はサイズで決まり、大きいサイズから順に大羽、中羽、小羽、かえりと呼ばれており、3㎝以下の小さいものがちりめんとなります。今年の解禁日の6月14日は、中羽が多く漁獲量も例年に比べ半分程度でしたが、品質は脂肪が少なく非常にいいです。

良いいりこは白色でつやと照りがあり、なかでも鱗がついた「銀つき」と呼ばれるものが最上級品です。
みそ汁などの和食の出汁として重宝されるほか、濃厚で旨味の強い、いりこだしはさぬきうどんのだしに欠かせません。そのままおやつとして、ひしお味噌を添えて、天ぷら、いりこ飯、佃煮にしたり食べ方は様々です。
「伊吹いりこ」は道の駅や指定商社、Amazonの当組合ストア等で購入できますので、ぜひ味わってみてください。

伊吹漁業協同組合HP
http://www.kaibuki.jf-net.ne.jp/

 

7月に旬を迎える県産食材は下記の香川県ホームページをご覧ください。
https://www.pref.kagawa.lg.jp/nouki/tisan/ajiwau/index.html