特集
TOPIC
今年のオリーブの様子をお伝えします
生産量全国一位の香川県。
県独自の品質表示制度に基づいて県が認定した33事業者(令和5年4月現在)が、高品質なオリーブオイルを製造しており、毎年10月下旬頃から初摘みのオリーブオイルや新漬けオリーブが出回ります。
今回は、株式会社蒼のダイヤ(多度津町)の細川勝 代表取締役にお話を伺いました。
生産をはじめたきっかけ
多度津町は、雨が少なく温暖な気候と水はけのよい丘陵地を活かして、かつて「赤いダイヤ」とも呼ばれたぶどう「デラウェア」の大産地でした。
ぶどう作りには、大変な労力が掛かることから休耕地が増えていましたが、美しい風景を取り戻すため、2010年にオリーブ栽培を始め、2013年に「蒼のダイヤ」としてブランド化しました。
現在では、自社含め町内約50軒の農家が生産したオリーブの関連商品は、県内はもちろん東京や九州の百貨店に出荷されています。
生産で大切なことは?
品質の良い果実、優れた採油技術、適切な保管の3つです。
品質の良い果実を作るために、適切な整枝剪定を行い、風通しや日当たりを良くし、病害虫の発生も抑えています。
収穫してすぐに自社工場で低温採油するので、フレッシュで濃厚な香りと味が保たれます。
出荷直前まで、20度の保冷庫で空気と光を遮断して保管し、酸化を抑え高品質を保っています。
オリーブへの思い
「蒼のダイヤ」では、辛味・苦味がやや強めのミッション種を中心に、マイルドな風味のルッカ種、パンに合うピアクル種などを栽培しています。
おすすめはミッション種ですが、合わせるメニューによって異なる風味を楽しんで下さい。
私たちは、これからも高品質でおいしいオリーブオイルをお届けできるように頑張ります。
そして、オリーブオイルの魅力をより多くの皆様に知ってもらい、さらにオリーブ産業が発展するよう期待しています。
「蒼のダイヤ」は直売所や通販サイトも運営されています。
令和5年度かがわ県産品コンクールの最優秀賞
令和5年度かがわ県産品コンクールの最優秀賞「うどん県。それだけじゃない香川県」知事賞を受賞した「蒼のダイヤ タプナード」。
刻んだ新漬けオリーブとオイル、ケーパー、ニンニク、アンチョビなどを使用した、パンのお供にぴったりのソースです。