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ねばねば成分で夏バテ防止!「オクラ」

2023.07.31

主に露地で栽培され、日光をたくさん浴びた県産オクラは、とても肉厚で、ビタミンやミネラルを多く含んでいます。
県内全域で約300t生産されており、7月中下旬から8月にかけて出荷の最盛期を迎えます。
今回は、JA香川県三木町地域オクラ研究部会で10年以上オクラを生産されている本田正聡さんにお話を伺いました。

栽培の概要とポイントは?

当部会では、14名が約50aのほ場でオクラを栽培しています。
暑い盛りなので、朝5~7時頃の涼しいうちに収穫作業を行い、その日のうちに集荷場から県内外に出荷されるため、高い品質を保ったまま消費者の方々にお届けできます。

栽培で大切なことは?

オクラは、高温乾燥に強い野菜ですが、乾燥しすぎると“木”が痛んで収穫量が落ちてしまうので、こまめな水分管理がとても大切です。また、約10日ごとに追肥を行うことと、害虫を早期発見し防除することも重要です。
基本作業をしっかり手抜かりなくこなすことで、高品質なオクラを長期間生産できると考えています。

今年の状況は?

出荷は6月中旬から始まり、10月いっぱいまで続く予定です。今年は、JAの出荷規格ネットが新しくなり、香川県産野菜イメージキャラクター「ベジィさん」があしらわれたデザインに随時移行中です。(左画像)

新ネットは県内店舗でも出回り始めていますので、ぜひ見つけてみてください。

今後の目標は?

引き続き高品質なオクラ生産に努めるとともに、新規生産者を増やすことです。

オクラは、軽量野菜であり、かつ、他の品目と比べて資材費が抑えられるので、農業初心者にもおすすめです。今年、当部会にも1名が新規参入されたところです。

消費者へのメッセージ

ねばねばの食感を楽しむならさっと湯通ししてサラダやあえ物に、また、ベーコン巻きやフライ、出汁を含んだ煮物もおすすめです。色が濃く鮮やかで、産毛がしっかり生えているものが選ぶ時のポイントです。

 


8月に旬を迎える県産食材は下記の香川県ホームページをご覧ください。
https://www.pref.kagawa.lg.jp/nouki/tisan/ajiwau/index.html