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食欲の秋到来!旬の食材と相性抜群!シイタケ

2022.09.02

食欲の秋到来!旬の食材と相性抜群・レシピ無限大の「シイタケ」。
香川県でのシイタケ栽培は、年間通して出荷される菌床(きんしょう)栽培が主流です。
今回は、綾川町でシイタケを栽培する株式会社寿産業の兜さんにお話を伺いました。

当社の栽培の特徴は、菌床ブロック(おがくずと栄養源のふすまなどを混ぜ合わせたブロックに種菌を注入したもの)作りから出荷まで自社で行っていることです。
菌床ブロック作りはシイタケ栽培の要です。ブロック表面が真っ白になるまで1カ月以上シイタケ菌を培養させるのですが、雑菌の混入があるとシイタケの生育に支障が出るので、殺菌作業や温度・湿度管理にとても気を使います。
同じブロックから3~4回収穫できるので、ブロックを崩さないようにハサミで丁寧に収穫しています。

1年中安定して生産できるため、県下スーパーや産直施設などで当社のブランドである「キングマッシュ」をいつでも購入することができます。パック詰めだけでなく、乾燥シイタケやからし漬けも販売しています。
また、かさが手のひらよりも大きいジャンボサイズも受注生産しており、高松市の居酒屋で「兜さん家のびっくり椎茸」として提供されているほか、ネット販売も行っています。

おすすめの食べ方は、トースター焼きです。アルミホイルの上に軽く塩こしょうしたシイタケを並べ、水滴が表面に出てくるまで火を通します。仕上げにバターやマヨネーズを乗せて、アルミホイルのまま食卓に並べると片付けも簡単です。
あし(じく)の食べ方をよく聞かれますが、出汁がよく出るので、輪切りにしてかき揚げや炊き込みご飯にすると貝柱のようでおいしく食べられます。当社では、あしだけをまとめて販売することもあるほど人気です。

全国の量販店や産直施設にも出荷していますが、「香川県で作られた農産物は香川県の人に食べてもらいたい」という思いがあります。
そのために、自ら県内スーパー、産直施設や飲食店と取引し、新鮮な商品をお届けできるよう取り組んでいます。

今後はさらに、他の生産者や新たな飲食店とマッチングし、お互いの販売の輪を広げることが目標です。


(株)寿産業さんはこちらのページでもご紹介しています。

【キングマッシュ(椎茸)】美しい形となめらかな食感が自慢のキングオブシイタケ