【ジャージー牛のミルク】金色に輝く、栄養たっぷりコク旨ミルク

ジャージー牛とは、英仏海峡に浮かぶジャージー島を原産とするジャージー種と呼ばれる牛の品種のこと。イギリス王室用のミルクを作るために他の品種から隔離してジャージー島で改良され、そのミルクは乳牛の中で最も濃厚で味わい深い“ロイヤルミルク”として知られている。毛並みは茶色がかったクリーム色が主で大人しい性格。乳牛の中では最も体格が小さく、一般的に乳牛として知られているホルスタイン種と比べるととれる乳量も3分の2ほどと少ない。乳脂肪分・乳たんぱく、無脂乳固形分のすべての項目でホルスタイン種より上回り、カロチンを豊富に含むがゆえに色合いが濃く“ゴールデンミルク”と呼ばれる。国内でも飼養頭数は国内の乳牛のわずか0.6%ほどと希少性も高い。

昭和24年にホルスタイン種で創業。昭和62年、地元の農協が推し進めていた「ジャージー牛の産地化」のもと、当時この地域に約80戸あった酪農家のうち、大山牧場を含む9戸がホルスタイン種からジャージー種へと移行。28頭のジャージー牛と共にジャージー酪農家として新たなスタートを切った。ジャージー牛が食べたものが美味しいミルクへとつながるとの想いから除草剤を使わずに育てた牧草を餌に混ぜて与え、創業時より牛との信頼関係を育む環境づくりを大切にしている。また、平成11年に牧場内に「夢農工房 うしおじさん」をオープン。自社製造のノンホモ牛乳や手作りパン、ソフトクリームなどの加工品販売を開始。ジャージー乳を使ったオリジナル商品は県内のサービスエリアや都市圏の高級スーパーでも取り扱われ、ジャージー乳の魅力を広く伝えている。