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LFP事業で開発した日本酒「ながら、純米大吟醸」が農林水産大臣賞を受賞!

2024.02.21

令和4年度LFP推進事業(注1)を活用して、小豆島酒造(株)が開発した日本酒「ながら、純米大吟醸」が、令和5年度優良ふるさと食品中央コンクール(注2)(国産農林産品利用部門)で農林水産大臣賞を受賞しました。https://www.pref.kagawa.lg.jp/kensanpin/competition/2023competition_nagara.html(県ホームページ)

小豆島では、過疎化に加え、農家の高齢化や減少が進み、維持管理に労力のかかる棚田を中心に耕作放棄地が増加している。そこで、本事業を活用して、地元酒造である小豆島酒造(株)を中心とした日本酒の開発に取り組むことにより、県産酒米の生産拡大、伝統的景観である棚田の保全、観光客の誘致、輸出等につなげることにより、地域活性化を図った。

当事業では、生産、加工、販売、観光などの多様な関係者17者が参加するプラットフォームを形成し、戦略会議などによるブラッシュアップを経て、県産酒米「オオセト」とオリーブ酵母(KO15)を使用するとともに、「酒母四段」仕込みとよばれる特徴的な手法を用いて、柔らかい口当たりとしっかりとした旨味を持つ、日本酒「ながら、純米大吟醸」を開発した。

また、「ながら、純米大吟醸」の販売展開に当たり、クラウドファンディングを実施するとともに、その応援資金の一部を酒米生産者に還元して、酒米の持続的な生産につなげるとともに、棚田を含む島内の農地保全に貢献した。

(注1):地域食品産業連携プロジェクト推進事業
(注2):全国各地で生産されている地域色豊かな「ふるさと食品」の中で、製造・加工に関する新技術等による品質の向上等の面で、特に優れた成果を挙げた食品に対し、農林水産大臣賞、農林水産省食料産業局長賞、一般財団法人食品産業センター会長賞を授与するもの。

(写真上段)ながら、純米大吟醸酒

(写真下段)酒米生産者との交流会、関係機関と連携した小豆島産酒米の作付拡大