讃岐の郷土料理
LOCAL CUISINE

落花生(らっかせい)の甘煮

伝承の背景

主な伝承地域
高松市女木町、男木町

落花生(らっかせい)は別名南京豆(なんきんまめ)、ピーナッツと呼ばれ、高温、乾燥を好む作物です。高松市沖合の、女木島、男木島では、古くから落花生を栽培しています。秋に収穫した堀りたての落花生を塩ゆでにしたものは、生産地でなければ味わえないおいしさです。

伝承一口メモ

女木島、男木島では、落花生を栽培しており、秋に収穫した豆をそのままゆでたり、炒ったりして食べる他、乾燥して保存し、おせち料理の黒豆の代わりに利用する。

レシピ

■材料
生落花生 1.5kg
砂糖  400g
塩 大さじ1

※五目煮の場合(落花生750gに対して)
れんこん 200g
にんじん 200g
ごぼう 120g
こんにゃく 1本
調味料として、砂糖、塩で調味したものにしょうゆ50cc加える。

■作り方
1. 薄皮のついた生の落花生を、一晩水に浸ける。
2. 1.を柔らかくなるまで、水煮する。(4〜5時間)
3. 指で押さえてつぶれる程度に煮えると、砂糖、塩を加えて味取りする。

レシピ一口メモ

・十分に柔らかくなってから、砂糖、塩、しょうゆ等の調味料を入れる。
・ぐらぐら煮立たせると、薄皮が破れてつぶれることがある。
・こんにゃく、にんじん、ごぼう、こんぶなどを加えると五目煮になる。(野菜が煮えてから味付けする。)
・落花生の脂質は、大豆の2.5倍。おやつやおつまみだけでなく、忙しいときの常備食として、また労働をささえるエネルギー源として、食事に取り入れたいものである。