讃岐の郷土料理
LOCAL CUISINE

にくてん焼き

伝承の背景

主な伝承地域
香川県全域

地域によって具を変えて「かあら焼き」「ほっぽら焼き」という呼び名で食べられていたようです。むかしの子供のおやつとして食べられていたようですが、ぺったんこの元祖お好み焼きとでもいったところでしょうか。素朴な味わいです。

伝承一口メモ

名前の由来は、露天で肉を入れて焼いていたことからきたらしい。戦後の食糧難で、肉から、地域の素材であるいりこに変わったようだ。また、「かあら焼き」の名は、昔、素焼きの豆炒りがあら(ほうろく)で、焼いたことに由来するようです。

レシピ

■材料(4人分)
小麦粉(中力粉) 100g
卵 1個
水 150cc
ねぎのみじん切り 大さじ8
煮干し(いりこ) 約20匹
濃口しょうゆ 少々
油 少々

■作り方
1. 水と卵で小麦粉を練る。
2. 熱したフライパンに油を引き、1.の生地をしゃもじの底で薄く(直径約10cm位に)広げる。
3. 生乾きの生地にねぎと煮干しを振りかける。
4. しょうゆをさっと回し入れ、さらに生地をかけて軽く両面を焼く。

レシピ一口メモ

出来立てのアツアツをいただくのがおいしい。中の具はかつおぶしやたまねぎなど好みで工夫して食べて欲しい。