讃岐の郷土料理
LOCAL CUISINE

ちゃぼの葉だんご

伝承の背景

主な伝承地域
小豆島及び香川県全域(呼び名は異なる)

昭和30年代頃まで、田植え時のおやつとして、また、お盆のお供えとして作っていました。「ちゃぼ」とは、サルトリイバラ(俗称:サンキライ、しば)のことで、小豆島の内海町苗羽(のうま)地区では、このように呼びます。

伝承一口メモ

かしわの葉の代わりにちゃぼの葉を使う。サルトリイバラは、ユリ科のつる性落葉低木で、茎にとげがある。とげにさるがひっかかることから、この名がついたといわれている。葉は円形、基部に巻きひげがある。葉は、6〜9月に茂り、西日本一帯で、もちを包む時に使われている。

レシピ

■材料(10個分)
小麦粉(中力粉または薄力粉) 100g
団子の粉 60g
熱湯  250cc
砂糖 小さじ1/2
塩 少々
あん 200g
ちゃぼの葉(ない時は、葉らん、ささ、とうもろこしの葉などを使う) 20g

■作り方
1. 小麦粉と団子の粉を合わせる。
2. 熱湯に砂糖、塩を入れて溶かす。
3. 2.を1.に少しずつ入れて混ぜ合わす。混ぜ合わしたものを木綿布に包み、よくもみ合わす。(生地が熱いので布を使う)
4. 3.を10個に分ける。(1個約40g位になる)この時、手に水をつけすぎると、団子が固くなるので注意する。
5. 4.の皮にあんを入れ、2枚のちゃぼの葉ではさむ。
6. 蒸し器に5.を入れ、湯気が上がってから3分位蒸すと出来上がり。