讃岐の郷土料理
LOCAL CUISINE

ちしゃもみ

伝承の背景

主な伝承地域
香川県全域

春のお祝い事(中讃地域ではハルイオ)のもてなしの一品に欠かせないちしゃもみ。昔はちしゃがどの農家の畑にも植えていましたが、今では貴重な伝統野菜のひとつです。いりこを小さく割いたものやさわらの酢漬、いかなごを入れたりし、素朴な味を楽しんでいました。

レシピ

■材料(4人分)
ちしゃ 200g
油あげ 1/2枚
ちりめんじゃこ 少々
ごま 少々

【酢みそ】
白みそ 大さじ1/2
砂糖  大さじ1/2
酢 大さじ1/2
塩 少々

■作り方
1. ちしゃはよく洗いざるに上げておく。
2. 白みそ、砂糖、酢、塩をすり鉢に入れて軽くする。(塩を少々入れるとまろやかな味になる)
3. 油あげは少し色が付く程度に焼き、短冊切りにする。
4. ちしゃは食べやすい程度に手でちぎる。(包丁で切るとあくが出て味が落ちる)
5. 2.の中に3.4.とちりめんじゃこを入れてあえる。盛りつけてからすりごまをかける。

レシピ一口メモ

・ちしゃはいったんもんであく出しし、絞ってからあえるようにしてもよい。ちしゃはサニーレタスと似たようなものだが、ちしゃのほうがあくが強く、いかにも春らしい讃岐の味である。
・最近は、ちしゃに代わって、レタスやサラダ菜が使われる場合が多い。