讃岐の郷土料理
LOCAL CUISINE

しっぽくうどん

伝承の背景

主な伝承地域
東讃地域と中讃の一部

しっぽくうどんは、吹く風が冷たくなりはじめる、秋口から冬にかけてのうどんの食べ方で、讃岐の冬の代表的な郷土料理です。数種類の季節の野菜を、汁とともに煮込む方法で、ゆでたうどんの上から共に煮た野菜をかけたものです。年末には年越しそばの代わりに食べる家庭もあります。

レシピ

■材料(4人分)
うどん 4玉
油あげ 1枚
みりん 30cc
大根 300g
細ねぎ 5本
にんじん 150g
しょうゆ(薄口) 60cc
豆腐  1/2丁
だし汁(煮干し)(好みでこんぶ、かつお節等でとってもよい) 5カップ

■作り方
1. 大根、にんじんは短冊切りにする。油あげは油抜きをして短冊切りにする。
2. ねぎは3〜4cmの長さに切り、豆腐は7mm厚さ位の角切り(2cm角位)にする。
3. 煮だし汁を煮立て、大根、にんじん、油あげを入れ、少し煮てから豆腐を加え、次にみりん、しょうゆを入れ、味をふくませる。最後にねぎを入れて火を止める。
4. うどん玉を温めて器に入れ、3.をかける。
5. 春菊など、青味のものを散らしてもよい。

レシピ一口メモ

・里いもを入れたりして、具を工夫するとよい。
・こくを出すために、鶏肉や豚肉を入れることもある。